お盆休み中、関東から帰省していた
幼馴染の友人に頼まれて
二人でSNSにアップするための動画を撮影しました。
友人は動画を作成して、自分のビジネス
（女性専用キックボクシングジム）を
盛り上げるために使っています。

いつも突拍子もない事を言い出す彼の要望で
彼が珍妙な歌をうたい、私がギターでコードを
弾いて伴奏する、けったいな動画を
地元の景勝地「小赤壁」山上の外れにある
岩場（海を一望する眺めが、とても美しい）で
撮りました。

あまり時間が無かったのもあり
言われるまま、何も考えずに
そこにある岩に腰かけたりして撮影した後
ここに来るのも久しぶりだなぁ、なんて
言いながら、ふとさっき座っていた岩から
海側に視線を下げると
思っていたより断崖絶壁になっていて
うっかり落ちたら確実に命が無さそうで
肝を冷やしました。

四十代にもなって、こんな所で遊んでいて
落ちて死んだら、本当に笑えない、と反省しつつ
私が小学生の時の校長、Ｙ沢先生のお言葉を
思い出しました。

Ｙ沢校長先生には名言というか、持ちネタがあって
全校集会などでは話の締めに
決まって人差し指を立てながら
「命は一つ、大事にするんだよ」という言葉を
全校生徒にかけられていました。

当時は、もうこれをされると
時代劇の予定調和よろしく
「またいつものやった～！」などと皆でふざけて
ゲラゲラ笑っていたのですが、今になって
お言葉の意味を深く噛みしめています。
一寸先は闇と言うので
よく気を付けようと思いました。