創報堂ブログ

2018.04.23 化け猫

Google Analytics のルール変更で過去のデータが無くなってしまう?(大丈夫です)

こんにちは、化け猫です。

先日4/12にGoogleからメールが来まして、GoogleAnalyticsについて、「重要なサービス変更」があると連絡がありました。
それは、Google Analytics に新たに加わった「データ保持」の設定について、で、
「GDPR:一般データ保護規則」というヨーロッパ地域の法施行に伴い、機能追加があるということでした。
 
GDPRについては、下記が詳しいです。
JETRO EU 一般データ保護規則(GDPR)について

 
Googleの通知の中で、今私たちに関係がありそうなところを抜き出すと、概ね下記3点のような内容です。

  1. Google のサーバーに保存されているユーザーデータとイベントデータの保持期間を管理できるようになった。
  2. 指定の保持期間を過ぎたユーザデータとイベントデータは、Google アナリティクスによって自動的に削除される。
  3. 上記の設定は集計データに基づくレポートには影響しない。

削除されるのはユーザデータとイベントデータであり、集計に影響はない、はずなのですが、
Analyticsの大御所某氏の記事や某SEO情報サイトには、過去のデータが消えてしまう可能性があると記載があったりして、不安になりました。

しかし、Googleの公式ヘルプ https://support.google.com/analytics/answer/7667196 には、
はっきりと、

集約されたデータは影響を受けません。

とありますし、

保持期間は、Cookie、ユーザーの識別子(例: ユーザー ID)、広告 ID(DoubleClick Cookie、Android の広告 ID、Apple 広告主向け識別子など)に関連付けられたユーザー単位やイベント単位のデータに適用されます。

ということなので、やはり一般の集計には影響なさそうです。
 
影響があるのは、例えば、ユーザの行動を細かく分析する「ユーザーエクスプローラ」を利用する場合です。
「ユーザーエクスプローラ」は、一人一人の利用行動の明細を見ることができます。
匿名ではありますが、特定の一人の人について、一番最初の訪問日と、過去2か月の間、どれだけサイトに訪問したかが分かるものです。
特定の一人の人とは、正確には、Cookieで識別した個々のブラウザです。
パソコンが変わったりブラウザが変わると、紐付できないことから、実用的な例ではありませんが…「ユーザーエクスプローラ」をものすごーく過去にさかのぼって見ているんです、という場合は、設定を初期値から長いものや無期限に変えた方が良いケースです。
 
GoogleAdwordsのリマーケティング広告で、ものすごく過去の来訪履歴まで対象にしたい場合は、と考えましたが、もともと最長540日/約18ヶ月弱の期限がありますので、影響ありません。
弊社のお客様で、「うちの場合はどうだろう?」と疑問や不安になられた方は、お気軽にお問い合わせください。

 
今は、日本の法律には引っかからないから、無期限で良いのでは…というご意見もあるかもしれません。
しかし、EU地域からサイトへアクセスがあった場合はGDPRの対象になると考えられます。
このあたりは、Googleの判断(26ヶ月が初期値)に乗っかるのが安全だと判断します。

 
(・_・;).。oO(大御所には誤解の無いように記事を書いてほしいなあ…と思う化け猫でした。)

 
 

桜はあっと言う間に終わってしまいましたが、今は花水木が満開の姫路です。

 

夜の事務所の看板と花水木。ちょっとインスタ映えではないですか?!

 

ではまた!

最新の投稿
スタッフ一覧
タグ
創報堂過去ブログ

お問い合わせ

ご相談や制作についてのご質問、その他ご不明な点などございましたら どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

  • TEL:079-284-9304 受付時間 平日9:00~18:00
  • お問い合わせフォーム
有限会社創報堂

兵庫県姫路市にあるホームページ制作・システム開発の総合クリエイティブ会社
有限会社創報堂

〒670-0932 兵庫県姫路市下寺町129 Nビル2F
TEL 079-284-9304 FAX 079-284-9305

© 2005 SOUHOUDOU